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2016-08

西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展@Bunkamura ザ・ミュージアム           Toile de Jouy, Printed Textiles from France - 2016.07.30 Sat

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渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムに「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」を見に行ってきました。
生徒さんたちに「必見」と勧めておきながら、すでに見に行った方々から「先生、終わっちゃいますよ!!!」と言われ続け、ようやく会期最終週に行くことができました。渋谷は家からたった30〜40分なのに、本当に腰の重いこと。渋谷は結構勝手知ったる街なので、駅前もスクランブル交差点も通らずに裏道から文化村へ。

日本の美術館や大学に、17世紀ごろのインド更紗がこんなに収蔵されているとは思ってもいませんでした。トワル・ド・ジュイ美術館所蔵の古いプリント布や工場の歴史もさることながら、鎖国していた江戸時代にオランダの東インド会社によって長崎の出島に陸揚げされ、様々な大きさに裁断されて売買されたであろうインド更紗の数々に釘付け。何種類もの小さい端切れが貼り付けられた見本帳とか、インド更紗や西洋更紗をパッチワークして仕立てらてた襦袢とか、たばこ入れとか。

もちろん、クリストフ=フィリップ・オーベルカンプが設立したトワル・ド・ジュイの工場の成り立ちや歴史、プリントの変遷など、とてもうまくまとめて展示されていて見ごたえがありました。私の好きなラウル・デュフィやウィリアム・モリスのデザインにも大きな影響を与えたというのも、とても興味深いものでした。

明日7月31日まで渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて。そのあとは8月6日から9月11日までは福島県郡山市の郡山市立美術館にて。布好きさんは必見かと。

I went to the exhibition of Toile de Jouy at The Bunkamura Museum of Art in Tokyo. It was a quite interesting exhibition. You are able to know about “Toile de Jouy”, famous European chints printed at the factory in Jouy-en-Josas in France and about Indian chintz.
The history of “Toile de Jouy” is really great story. I think this is a wonderful opportunity to know about the founder Christophe-Philippe Oberkampf and the history of his factory. I was very interested that their designs influenced to many great artists such as Raoul Dufy and William Morris.
Indian chintz was introduced to Japan in 17th century by Dutch East India Company. Japan was in the period of closing the country at the time. The imported fabrics arrived at Nagasaki where was the only place of opening to foreign countries, then they were cut and traded. You can see a lot of swatch books and some inner kimonos that were patchworked with Indian chintz in this exhibition. These precious things are housed in several museums in Japan.

The exhibition in Tokyo will be open until this weekend. At the beginning of August, it will be exhibited at the second venue, Koriyama City Museum of Art in Fukushima where is my home prefecture. Do not miss it if you are a “fabric lover”.

STOFのリネンでショルダーバッグ - 2016.07.12 Tue

あまり体調が万全ではなくて、教室に出る以外はちょっとぼんやり過ごしてしまいました。
夫が仕事で大阪に1週間半ほど滞在中なので、この機会にミシンを出して、ずっと考えていたものを作ることにしました。

5月の南フランスでのサロンで、私たちのブースは前回と同じ場所。ということは、目の前にリネンショップの「Au Lin d'ACB」があって...。ヘザーと私は今年もさんざんこのお店でお買い物をしてしまいました。3日間ちょっとずつ買い物をしていたので、「今日も買うの?毎日じゃないの〜」とお店のマダムに笑われたくらい。
でも今年買ったのは「端切れ」。フランスの布地メーカーSTOFの「Manuscrit」150cm×50cm。
さて、何を作ろうかと考えて、かねてから作りたかったフラップショルダーバッグにすることにしました。フラップ部分に入れたい模様が来るように、さらに布が不足しないように入念に計算して型紙を作りました。

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フラップの裏と前ポケット
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背面のポケットにはアメリカンホック(なんでこういう名前なの?)をつけました。
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内側にはファスナー付き内ふた。
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バッグの内側にはファスナー付きのポケットもつけました。アメリカンホックや内ふたやファスナー付きポケット、アクリルテープに長さ調節用の送りカンをつけるなど、初めてチャレンジすることばかりだったので、ネットで調べたり、手持ちのバッグを観察したりと、思ったよりも時間がかかってしまいました。
夫はまだ帰ってこないので、ミシンが出ているついでにほかのお裁縫もやってしまおうと考えています。
...ということで、ブティはお休みしています。あ、教室は通常通りですよ〜!


カルトナージュのノートカバー - 2016.06.08 Wed

フランスに行くあたって、ニコルとヘザーのために用意したお土産。
以前行き当たりばったりに作ったノートカバーの反省点をクリアして、出発の3日前に材料を蹴散らしつつ、なんとか作り上げました。

これが2015年1月に作った1作目。日常使いしていますが、反省点が山盛りでした。
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次に作るときのために改良点をメモにしておいて、ノートに挟み込んでおきました。
今回のお土産用に作ったのはこちら。
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ぱっと見、わかりませんけどね、自分としてはかなり改良されています。表紙のはめ込みの位置がバランス良くなっているのはわかるかと...。全体的に窮屈だったので、各パーツのサイズを少し大きめに。
ほかにもまた失敗しちゃったりしているんですけど、ごまかし方も上手になってきました。
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2年前のサロンではめ込みに使ったプリント布を譲ってくれたマダムに再会できたらお礼に差し上げようと、ニードルブックも作ったのですが、残念ながら今回はサロンに姿を現しませんでした。ヘザーに「使ってもらえないかしら?」と提案したら「最近ブティを始めたうちの娘にあげてもいい?」もちろん。使ってくれる人の元に行くのが一番しあわせです。

FROU FROU フルフル - 2016.05.31 Tue

サロンが終わってからは、リヨンとパリに立ち寄りました。パリではマレ地区のアパートを3泊レンタルして、手芸屋と雑貨屋めぐり。

パリに着いた午後にアパートから徒歩6〜7分のBHV(ベー・アッシュ・ヴェー)に出かけました。以前は「パリの東急ハンズ」みたいなデパートでしたが、改装してずっとオシャレになりました。観光客にまだあまり知られていないのか(特に中国人観光客)混み合ってなくて、老舗デパートのボン・マルシェみたいにセキュリティのおじさんに中国語で挨拶されることもなく、のんびりお土産の小物が買えるので、実は大好きなデパートです。

まず、ここで買うのが約50×100cmサイズのタオル。日本では絶対に売っていないサイズです。フランスではセルヴィエット、英国やアイルランドではハンドタオルという呼称で売られています。実は日常的にかなり重宝していて、ヨーロッパに出かけるたびに必ず1〜2枚買って帰ります。

もう一つの目的はもちろん手芸コーナー。以前は洋服のパターンやリボンなどがメインであまり収穫がなかったのですが、「あれ?この前来た時もこんなだったっけ?」...。というのは、スペースの半分が「FROU FROU」というブランドで占められていたからです。プリント布やそれを使ったカルトナージュの箱や可愛いスカートやチュニックのパターンが展開されています。
プリント布が可愛くて、ボルトから少し外して眺めていたら、なんとMade in Japan。でもこのブランドを日本で見たことがありません。調べてみたら1946年創業のフランスの手芸メーカーParitysが展開するブランドでした。
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Made in Japanのものをフランスで買うというと、普通は笑われるかもしれませんが、これは、いかに日本の布プリント技術が優れているかということだと思います。10年ほど前にサン・テティエンヌにあるレゾリヴァドの工場隣接のショップに行った時にも「いくつかの布は日本でプリントしているのよ」とショップのマダムが教えてくれました。

Paritysの本店はパリの東、ナンテールという町にあるようですが、パリ市内に「FROU FROU」の店舗が2つあります。地図はこちら→
ひとつは老舗デパートのボン・マルシェの近く。もうひとつはサクレ・クール寺院のふもと、モンマルトルの布地街。モンマルトルのお店の方が大きくてゆっくり見られます。
モンマルトル店のショーウィンドウ。
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モンマルトルの布地街。写真の右手の茶色の看板がFROU FROU。Dreyfusのならび、Molineの向かいです。
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BHVで見た布のほかにもかわいいのがあったので、カットクロスになっているのを買いました。うん、かわいい。色違いのものも買ったのですが、写真を撮る前に人手に渡ってしまいました。
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日本でプリントされているなら、いずれは日本で展開されるんだろうなと思いながら帰国し、ゆっくり検索したら...私がパリに発つ直前にこんなリリースがされていました。
パリ発信ライフスタイルブランド「FROU FROU」日本展開開始のお知らせ


今年の日本ホビーショーに出展されていたんですね。ご覧になった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。本当にかわいいので、手芸店などで発売されるのをお楽しみにって感じです。

フランス・ブティ協会のサロン Salon National du Boutis à Caissargues 2016 - 2016.05.26 Thu

フランス・ブティ協会のサロンに参加したのは今月第1週目。そのあとリヨンとパリに立ち寄ってのんびり帰ってきたのですが、帰国後はとにかく疲労感が抜けませんでした。教室では元気なのですが、帰ってくると眠くてたまらない...そんな状態からようやく立ち直ったのが先週末です。他の参加者のブログやフェイスブックですっかり見終わってしまったわ、という方も多いのではと思いますが、自分の記録のためにも書いておきます...(最近忘れる速度が速くて...)

今回もニコルとフロリダからやってきたヘザーとともにブースを開きました。他の参加者と会うのも2年ぶり、キスとハグの嵐です(笑)

こちらが私たちのブース。
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いくつか新作も出しましたが、前回のサロンから丸2年、2年間に作った作品がこれしかないのかと愕然としたのも事実です。
ブースの正面と側面にはニコルの作品とヘザーがフロリダから運んでくれたアンティークのブティ5点を展示しました。ブティの背後にはヘザーのパッチワークキルト。これがブティと同じくらい注目されて、ブティをめくってキルトを見ていく人が続出しました。
アンティークブティは保存状態も良く、素晴らしい作品です。
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周囲にフリルのついた一番大きなアンティークブティです。フリルにはさらに手縫いの刺繍が施されています。コントラストが付いていないので良く見えませんね...。
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サロンが終わってから、ヘザーとニコルの旦那さまたちに手伝ってもらって、窓際で光に透かして画像を撮りました。これで良く見えると思います。
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今回のサロンは、もちろんそれぞれのブースで発表された作品が素晴らしかったのは言うまでもありませんが、ハイライトはブティ界のレジェンドとも言えるアンドレ・ゴサンさん(94歳なのだそうです、お若いこと!)が来場されたこと。以前から雑誌などで写真を拝見してはいたのですが、まさかお目にかかる機会があるとは考えてもいなかったので、びっくりしてしまいました。
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ゴサンさんの隣に立って話を聞いている方がフランス・ブティ協会長のアニー・パンテルさん。ご主人のロジェさんとともに協会とサロンの開催を支えていらっしゃいます。私が毎回気楽にサロンに参加できるのも、ご夫妻が歓迎してくださるから。感謝しています。

そしてもう一人、私の尊敬するブティ製作者のシャンタル・ジョフロワさんにお目にかかることができました。フランス・ブティ協会のサロンには参加されないので、毎年参加されているピエルフ・デュ・ヴァールのサロンに行かないと会えないなあと思っていたので、思いがけないことでした。2日にわたってブースに立ち寄られ、2度目には私のパターンファイルを椅子に座ってじっくりと見てくださいました。緊張しました(笑)
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フランス・ブティ協会の今年の特集展示は「ジュポン(ペチコート)」でした。アンティークのものと現代作家のものが展示されていました。いつか作ってみたいと思っていますが、なかなか手が出せません。
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サロンの様子は他の参加者がもっと詳細にレポートしているので、どうぞご覧ください。
Lou
Heather
Henriette
Nini
Marie Silvestre
Boutis divins
France Boutis
Lei Roucas dóu Bàrri

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Author:Hiromi Nakayama <hiromi at arielvoice>
フランスのキルト「ブティ」のクリエイター・中山弘美 東京在住


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