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2008-06

和布の小物 - 2008.06.24 Tue

大きな作品は、幾何学模様の部分のステッチングが終わり、その外側のエリアにはいりました。ここはバーミセリ(平行直線)で埋め尽くされるので、まだとても公開できるような段階ではありません。
とはいえブログを更新しないのもなんなので、ブティ以外にちょこちょこ作っているものでちょっとお口直しを…?

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ちりめんなど和布を使った小物入れです。風船のように丸い形になっています。
これは、海外からのお客さまのお土産にとオーダーをいただくことが度々あります。私自身、外国の方に「日本のお土産」として渡したことがあります。
欧米には「プレゼント文化」があり、仕事で日本を訪れる外国人は、必ず何らかのお土産持参でやってきます。毎年定期的に来日している英国人の仕事仲間は、私の好みもだんだん把握してきて、毎回「ねえ、これ、好きでしょ~」とか「この前パリに出張した時に、あなたにぴったりって思って買っておいたのよ~」などと楽しいお土産を用意してくれるのです。そんな心づくしのお土産に応えるもの…と考えて、これと同じ小物入れを作りました。「私の手作り」というと本当に驚いてくれて、ものすごく喜んでもらえました。

自分用には和布ではなく、懐古柄とでもいいますか、ちょっと懐かしい感じの布を集めて作りました。出張や旅行の時などにアクセサリーを入れたりして、ブティのジュエリー・トレイとともに私のバッグの中に収まります。

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もうひとつは貝の口の和布バージョン。これも海外の方に好評です。これを作っていて…

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ブティ・バージョンを思いつきました。

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どちらも『やさしい昔の針仕事』(日本ヴォーグ社)をテキストに製作しました。

boutis ブティ:葵のセルヴィエット~完成 - 2008.06.16 Mon

スタッフィングが終わりました。

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周囲は額縁仕立てにして、裏面の直線のきわでまつります。

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ここでようやく水洗いします。今回はHB鉛筆で図案を写したので、固形の純せっけんと柔らかい歯ブラシを使って鉛筆を落としました。
最後にロゼット・ドゥ・プチ・カマルグの中を切り取ります。ひとつは基本のロゼットにちょっと手を加えて「変わりロゼット」にしてみましたが、やっぱりまだまだ手慣れた感じがでませんでした…。

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完成です。やはり角が少し歪んでしまいました。まだまだ甘い…。

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出来上がりサイズ/21cm×21cm

セルヴィエット(ナプキン)のつもりで作っていたのですが、実際に日常使いにするかといえば、そういうわけでもなく…。
「そろそろ他のに替えれば…?」と、先日わが家へ遊びに来た同好の友人に勧められたこともあり、何年も前の作品が入っていた額が、このセルヴィエットにちょうどのサイズだったので…こうなりました。額の中にキルト芯を積み重ねてふくらみを出してあります。

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copyright (C) 2008 arielvoice

最初から額装すると決めていれば、特に丁寧な縁の仕上げはいらなかったけど、まあいいことにします…。

さて、大きな作品に戻ります。しばらくは劇的な更新は期待できません…

boutis ブティ:葵のセルヴィエット~スタッフィング - 2008.06.13 Fri

スタッフィングです。裏面を上にしてフープにピンと張り、中央のモチーフから詰めていきます。

用意するのは「糸輪つきタペストリー針」。タペストリー針の穴に糸を結んで、針の2倍程度の長さの輪を作ります。輪にする糸は、私はステッチングと同じ「デュアル・デューティーART260」を使っています。とても丈夫だから。

コットンヤーンを糸輪に通したタペストリー針を2枚の布の間に差し入れます。コットンヤーンをできるだけ並べて詰めていけるように、針を引き入れる時に2 本のヤーンを左右に分けておくようにしています。こうすると並んで入っていきます。詰め足りない部分がよくわかりますし、詰めすぎも防ぐことができます。でも、実際はそんなに神経質にならずに、気楽に詰めています。

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反対側に抜きます。最初は何度も表布を針で突き破っていましたが、慣れてくると2枚の布の間を通すことは難しいことではなくなりました。

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花びらのモチーフに詰めているところです。中央部分を縦に詰めたら、次に右側、左側と、左右対称に詰めていきます。

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コットンヤーンを反対側に引き抜いたら、布のきわでカットします。あまりギリギリだと布を切ってしまうことがあるので、私は1.5ミリほど残してカットしています。

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両側に残ったコットンヤーンをつまようじで詰め込んでしまいます。あまり長く残して無理に詰め込むと、モチーフの両端だけが膨らんでしまいます。ですが、たとえば、スタッフィングをしていって、最後にほんの少しのすき間が残りそうな場合、そこに新たにコットンヤーンを通すほどでもないな…と思ったら、ひとつ前のスタッフィングのヤーンを少し長めに切り落として、その最後のすき間に向けて詰めてしまうこともあります。基本を守りつつ臨機応変、自由にやっています。

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曲線をスタッフィングする時は、この「糸輪つきタペストリー針」が大活躍。針を途中で抜いて、コットンヤーンをその穴の手前5ミリのところまで引っ張ります。

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次に、針を出した穴にもう一度針を差し入れて先に進んで行きます。あたりまえですが、針につけた糸輪が短すぎるとこの作業ができません。

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ちょっと長めの直線を通す時は、長さのあるトラプント針を使う時もあります。大きな作品の外枠の直線を延々と通す時には、長いトラプント針にさらに糸輪を付けて使ったりします。

スタッフィングが終わった花びらを表から見たところです。

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ここまでできました。
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スタッフィングは意外と力仕事、無理せずに少しずつ…。

boutis ブティ:葵のセルヴィエット~ステッチング終了 - 2008.06.10 Tue

「葵のセルヴィエット」のステッチングが終わりました。直線縫いに飽きてこれを始めたのに、結局最後は直線縫い三昧でした。

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これからスタッフィングです。

用意するのは、

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◆タペストリー針(DMC タペストリー針20/1767-5)
◆コットンヤーン(Lily Sugar'n Cream 白)
◆つまようじ
◆はさみ

準備することは…
縫糸を二本取りにして針穴に入れてしっかり結び、輪の部分にコットンヤーンをくぐらせて、ヤーンの先を揃えて二本取りにします。
縫い上がったものの裏面を上にして、フープや刺繍枠にピンと張ります。

準備が整ったら、中央からスタッフィング開始です。
スタッフィングの実際は、次の更新で。

boutis ブティ:葵のセルヴィエット~図案写し - 2008.06.06 Fri

ずっと縫い続けていると、フープの下側で針を受ける左手の人さし指、または中指の先が荒れてきます。ほんのかすかに針先が触れるだけなのですが、シンブルもプロテクターもしていないので、やはり少し荒れてしまいます。最初の頃は保護していたのですが、縫い目を揃えるため、運針のリズムを保っていくには、素手で針の動きを確かめるやり方が私には合っているようです。でも、縫い慣れていない方にはお勧めしません。血みどろの戦いになってしまいますので(笑)。

指先の荒れを少し癒すために(…というか、大きな作品の幾何学模様を作るために、ずっと直線を縫うのに飽きまして…)、20cm角のセルヴィエット(ナプキン)の図案を書いて、布に写しました。過去にジュエリー・トレイや大きなタペストリーに使ったモチーフを、葉の形を少し変えてみました。また、今までは「ピケ・ドゥ・マルセイユ」のテクニックで使っていたモチーフなので、これを平行直線(バーミセリ)で囲むブティにしてみるとどう見えるだろうと思ってのことです。

まだしつけをかけた段階です。
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