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2008-10

boutis ブティ:楽園(working title)―10月 - 2008.10.23 Thu

別のものを作っていたり、サボっていたり、仕事が押し寄せてきたり…言い訳はいろいろありますが、とりあえず時間が空けば縫っています。これは葡萄のモチーフのブティ(バーミセリ)部分です。ここが終われば全体の3分の2のステッチングが終了かな…?

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ステッチング段階で大きい作品の全体像を撮影するのはちょっと難しく、写しても大しておもしろい画像にはならないので、スタッフィングに入るまではこんな部分的な画像ばかりになりそうです。

boutis ブティ:南フランスでのスタージュ - 2008.10.15 Wed

先だって、フランス南東部にお住まいの日本人女性からご連絡をいただきました。ブティに興味をお持ちで、お住まいの近くに教室があれば通いたいとのこと。もし知っていたら…ということでしたが、さすがに私は知りません。そこで、南フランスに住む私の師匠でアソシエイションFrance Boutisの活動もしているニコールに問い合わせてみました。

2、3日してブティ講師2人とアソシエイション1つの問合せ先が返ってきました。いつもはクイック・レスポンスのニコールなのですが、「英語で書くのに時間がかかっちゃった…」とか。以前から聞きたかったブティの技術的な質問も添えたので、その返事に手間取ったようでした。

でも、すぐに3カ所も挙げられるほどの人材の豊かさとネットワークに驚きました。ネットワークの構築は、ミシンの登場でしばらく下火になっていた手縫い技術の伝承活動の基盤となっているのでしょう。

残念ながら3カ所とも、お問い合わせいただいた方のお住まいの至近という所ではなかったのですが、フランスで出版されているブティのテキストなどをご紹介したところ、それを見ながらいろいろ作ってみます、とおっしゃっていただけました。

私もこうしてお役に立てること、そしてブティに取り組んでいる日本人が少なからずいることをニコールに知らせることができて、とてもうれしい出来事となりました。私もまたスタージュに参加したくなりましたが、いつのことになるやら…。

***
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南フランス、ゴルド近くにあるシトー会・セナンク修道院の天窓。禁欲を旨とするシトー会なので、きらびやかなステンドグラスや装飾は一切ありません。何もない静謐な空間に光がやわらかく届いていました。

ホワイトプリンセス - 2008.10.11 Sat

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何だか甘ったるくてあまりいい名前とは思えませんが、モクセイ科のロイヤル・ジャスミンの一種だそうです。真夏から咲き始めましたが、夕方になると開花して強く甘い香りが漂います。

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つぼみの先端はほのかに紅をさしたよう。その紅色は、開花後は花びらの裏に現れます。ポピュラーなハゴロモジャスミンとは異なる香りです。

私は香水やコロンなどちょっと苦手でほとんど使いません。「いい香り」と思って買い求めても、ある日どうしても付けられなくなってしまいます。
そんな私が夏以外の季節なら少しだけ付けていられるコロンがあります。英国のフレグランス・デザイナー、ジョー・マローン(Jo Malone)の「ホワイトジャスミン&ミント」。英国人の友人から贈られたものです。彼はとてもエレガントな舞台演出家で、会うたびに新しいサプライズを私にもたらしてくれる人です。「僕のお気に入り」と言って贈ってくれたジョー・マローンは今まで日本では入手できなかったのですが、先月新宿の伊勢丹に出店したようです。
涼しくなってきたので今日はひと吹きしてみましたが、その香りがホワイトプリンセスに似ていました。ホワイトプリンセスは南フランスで香料採取用に栽培されている品種でもあるそうです。

そういえば、基礎化粧品として使っているロクシタンも南フランスの化粧品。これも友人から贈られたのがきっかけで使い始めたものです。意図せずに南フランスに繋がっていました。ヨーロッパになかなか出かけられませんが、こうしてちょっと繋がっていることでとりあえず満足することにしましょうか…。

秋花 - 2008.10.09 Thu

作品のデザインを構成するモチーフの中で、特に草花については、ベランダで育っている花々をデッサンすることが多くあります。

わがベランダは5月が最盛期。秋は落葉が始まり、花数も少なくなります。
そんな中で毎年雑草のごとく花開くのが「ふじばかま」。開花すると桜餅の葉っぱの香りがします。

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こちらは、ずいぶん遅れて9月末に花期となった朝顔。

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落葉し始めた白樺の枝にからみついて毎朝数輪ずつ開いています。

一昨日、金木犀が一斉に開花したようです。このあたりは金木犀を植えている家が多く、それも大木揃い。生け垣にしている所もあるほどです。部屋の中にいて窓を開けていると、甘い香りがむせるくらいに漂ってきます。

boutis ブティ:プチ・カマルグのばら飾り - 2008.10.01 Wed

昨日、南フランスのエグ・モルト産の塩を買いました。

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エグ・モルトはカマルグ湿原地帯西側に位置する中世の要塞都市です。カマルグ湿原は、野生のフラミンゴ、カマルグ産の白馬、塩田などで有名な場所で、私も最初の南フランス訪問の際に案内してもらいました。
この「セル・ファン・ドゥ・カマルグ」(カマルグ産精製塩)のパッケージにも、湿原とフラミンゴや野鳥が描かれています。

エグモルトのコンスタンス塔から見たエグ・モルトの街とカマルグ湿地帯の写真です。奥の方に白く光る塩の山が見えます。

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カマルグといえばブティ作品に時折用いている糸かがりの手法「Rosettes de Petite Camargue(プチ・カマルグのばら飾り)」。デンマークの刺繍ヒーダボーにも同じ手法がありますが、ボタンホールステッチのかがり方やかがる密度、ブティはリバーシブルなので、かがった後に中心部を切り取るなど違いがあるようです。

これが私の「初ロゼット」。ボコボコです。「ボタンホールステッチをもっときっちり詰めて」とずいぶん言われました。

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形よく作るにはやはり場数を踏むしかありません。加えて、手のリズムも影響するようで、ものすごくきれいな形に作れる日もあればそうではない日もあります。やり直しできないわけではありませんが、あまりに細かい作業なので、ほどいてやり直しとなると気持ちが萎えたりします。上手くできたのに、中心部を切り取る時にかがった糸まで切ってしまったことも度々です。最初から最後までリズミカルに丁寧にステッチし、適度な力加減で糸を引き、慎重に切り取る…上達の道はただこれだけなのです。

毎回こんなふうにバランスがとれたロゼットが作れるようだといいのですけど。

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