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2009-01

boutis ブティ:草木花ーdetail - 2009.01.29 Thu

東京ドームから戻ってきた「草木花」の部分画像です。(クリックで拡大します)

マチ&持ち手部分
DSCN2096_convert_20090129105257.jpg

バッグの持ち手を通す輪をつける時、内側に入る部分が思ったよりも短くなってしまったことが何度かあったので、今回は慎重に長さを決め、しっかりと縫い付けました。輪の内側は、バッグの内袋と同じコットン布に薄手の接着芯を貼って丈夫な仕様にしました。

底部
DSCN2095_convert_20090129105347.jpg

マチは表布とコットンキルト芯とキャンブリックを重ねてキルティングをした後に、バッグ用の厚手の接着芯を貼って強化してあります。


内部
DSCN2099_convert_20090129113306.jpg

口の開閉にマグネットをつけてあります。内袋のマグネットをつける部分の裏に薄手の接着芯を貼り、マグネットの磁力に内袋が引っ張られすぎないようにしてあります。マグネット部分の周囲は、ところどころ星止めで内袋を外袋に固定しました。

バッグはあまり作り慣れていないので、もっと良い作り方があるのだと思いますが、ブティで作った表布の張りをしっかり出すためにいろいろ試行錯誤した結果なので、まあまあ満足です。もう1つ作る機会があればと前にも書きましたが、しばらくは作る気力がありません(笑)…。

boutis ブティ:楽園~1月ースタッフィング - 2009.01.26 Mon

「楽園」のスタッフィングが始まりました。

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円の中心からスタートです。円の中のモチーフは、クッションカバーのモチーフと同じなので(というより、このモチーフがどのように出るかをクッションカバーを作って試してみたのですけれど)、あまり緊張せずにやっています。

一度も試したことのない新しいモチーフをスタッフィングする時は、やはりとても緊張しますし、思ったほど印象的に仕上がらない時はかなりがっかりします。「ブティは最初にデザインを決めて始めるから、後でやり直したり、パッチワークのようにピースの配置換えをしたりできないのがつらいよね」とブティをやっている友人と先週話したばかりですが、それだけデザインやモチーフの組み合わせには注力すべきということなのだろうと思います。

モチーフは細かすぎてもわけが分からなくなりますし、重なる花びらなど繊細に表現しようとすればするほど、全く意味をなさないことがあります。南フランスに伝わるモチーフの数々を眺めてみると、ある程度デフォルメされた簡潔さが美しさにつながっているように思います。

スタッフィングの進捗状況は、随時更新していきます。

festival - 2009.01.21 Wed

東京ドームで開催中の東京国際キルトフェスティバルへ行ってきました。今年も上京してきた母と一緒です。

いろいろ見たり、お買い物をしたりは楽しいのですが、この人の波を見ると年々怯んでしまいます…。

DSCN2089_convert_20090121171123.jpg

今年は展示されている自作のバッグ「草木花」を見るのはもちろんですが、昨年、韓国ソウルでポジャギのワークショップを受けた際に教えて下さった李英煕先生が、ご自身のショップを出店していらっしゃったので、ごあいさつに伺いました。李先生は日本語がとてもお上手。「今年もソウルへ来ませんか? 今が一番チャンスでしょ、円高ウォン安をねらってね」とおっしゃいます。母に対しては「また来年もいらして下さい」と敬語を使って話して下さいます。

「草木花」の展示について残念だったのは、平置きされていたのでバッグの内部をご覧いただけないことでした。バッグを立てて展示するのは難しいとは思うのですが、内部もいろいろ考えて(出来は良くないのですけど)作ったので、ちょっとだけでも覗けるようになっていれば良かったのに、と思いました。

いずれにしても大型の秀作ばかり。作家の作品も含めて、ミシンキルトが多くなってきたような気がしました。

boutis ブティ:草木花 - 2009.01.17 Sat

製作期間は9月中旬から月末までの2週間、朝から深夜までほとんど1日中制作に没頭しました。仕事の締切を終え、夫は長期出張という好環境ゆえに仕上がったといっても過言ではありません。

<画像はクリックで拡大します>
草木花0_convert_20090124195228


表はネップのあるシルク、裏はキャンブリック、中袋はコットンプリントです。

ブティで本体2枚を仕上げたところです。

草木花・裏2_convert_20090124195827

この裏面(キャンブリック側)に厚手の接着芯を貼りました。マチ部分もキャンブリックを裏布にし、キルト芯を挟んでキルティングして、接着芯を貼りました。

丸い形ゆえに、中袋を本体にフィットさせるのに大変苦労しました。正直にいえば「下手な仕上げ」。もう1つ作る機会があれば、もっと丁寧に仕上げたいと思います…。

内部には小さいポケットを付けました。携帯電話とキーホルダー、SUICAなどが入る程度の大きさですが、ここにも表と同じモチーフをブティで。バッグの口はマグネットで閉じるようになっています

草木花・内_convert_20090124195912

今週、南フランスのブティのアソシエイション「フランス・ブティ」のサイトでも取り上げていただきました→
文章を書いてくれたのは私の師匠のイザベルです。「日本人の洗練を象徴した作品」と私たちの民族性を褒めていただいて、うれしく思っています。

現在このバッグは手元にないので、細かい部分の画像は追って更新します。
1月24日(金)まで東京ドームで開催中の「東京国際キルトフェスティバル」にお出での方は、「日本キルト大賞」のバッグ部門で実物をご覧いただけると思います。

boutis ブティ:comparison~布 - 2009.01.14 Wed

白いコットン布の比較です。
手元にあるのは5種。

thumb_1.jpg
右から
南フランスのブティ美術館のブティックで購入したバティスト
パリの生地専門店Reineで購入したバティスト
東京で購入したローン
東京で購入したキャンブリック
アメリカから取り寄せたバティスト

真っ白もあれば生成りっぽいものもあります。

比較と言っても結局は手触りなど感覚的なものでしかないとは思うのですが、とりあえず同じ図案にそれぞれ乗せてみました(あまりよくわからない画像ですが…)。
ユーロとドルでのメートル単価の円換算は現在の為替相場で算出してあります。

ブティ美術館のバティスト(160cm幅) 25ユーロ(3,100円)/m
thumb_maison.jpg

薄くて張りがある、とても目が詰まった布です。白というよりも生成りに近い色。買った時は気がつきませんでしたが、家に戻って他の布と比べてみたら「真っ白」ではありませんでした。この色がオリジナルなのか、同じ布でも毛糸のロットのようにボルトによって微妙に色合いが違ったりするのかはわかりません。


パリのReineのバティスト(160cm幅) 11.70ユーロ(1,450円)/m
thumb_reine.jpg

薄くて目も詰まっており、光沢があります。『楽園』はこれを使っています。お店で「サンク メートル(5メートル)買いたいんですけど」と言ったら、店員のおばさんに「ほんとに5m?」と片手を広げて確認されてしまいました。旅行者にしか見えないアジア人が真っ白な布だけを5mも? フランス語の数字を間違えて言ってるんじゃないの?と思われたようです。


ローン (110cm幅)800円/m前後
thumb_lawn.jpg

最も柔らかく、扱いやすいと思いますが、柔らかいので返し縫いをした箇所に小さい穴が空きがちです。額装をしたり、テーブルに置いたりなど、透かして見ない使い方をするなら、非常に縫いやすいと思います。『葵のセルヴィエット』は、ローンを使いました。


キャンブリック(110cm幅)700円/m前後
thumb_cambric.jpg

今回比較した中で最も厚手です。光沢があり、手触りも良くしっかりしている布なので、作業に安定感をもたらすと思います。ブティを始めた時から使っており、入手しやすいので、結局これを最も多く使っています。


アメリカのバティスト(150cm幅)6.99ドル(648円)/m
thumb_usa.jpg

安すぎると思いましたが今回試しに4m取り寄せてみました。柔らかく薄いのですが、比較的目が粗いバティストです。ちょっと不安定な感じもしましたが、2枚重ねてみるとそうでもないし、キャンブリックを裏に合わせてみてもよさそうなので、これから使ってみたいと思います。


今回アメリカから取り寄せる際に、29.99ドル(2,780円)/m(150cm幅)のバティストの見本も送ってもらいました。
thumb_swatch.jpg

1ドルで送ってもらえるのですが、どの程度の大きさで来るのだろうと思っていたら、3×20cmでした。
ネローナ・バティストという商品で、スイス製という情報も拾えました。Reineのバティストに似ていますが、目の詰まり方はブティ美術館のバティストに近く、光沢がきれいな良いバティストです。経済的に許せば、次回はこれを買ってみたいと思います。


布は結局のところ、値が張れば質も良いということなのだと思いますが、それぞれ作り手の手に馴染む素材を使うことが一番ですし、入手のしやすさ、価格の手頃さも重要だと思っています。悩むのは大きいものを作る時。国内で手に入る110cm幅布の場合、途中で継ぎ合わせが出てしまいます。シーツなどを使うこともありますが、広幅で薄手の素材を追求していくと、結局は輸入品ということになります。W幅のキャンブリックがあると一番いいのですが、どなたか見かけたことはありませんか?
とはいえ、大きい作品を作るのはせいぜい2年に1度。これからもキャンブリックの使用頻度の高さは変わらないと思います。

boutis ブティ:arrival~コットンヤーン - 2009.01.09 Fri

到着を待っていたものは、

thumb_1231469527.jpg

スタッフィング用のコットンヤーンのコーンタイプ(736m・454g)のものです。コーンは通常使っているタイプ(110m・70,9g/中央手前の糸玉です)の6.7個分あります。以前、アメリカに行った友人がお土産にこのコーンタイプのものを買ってきてくれたことがあり、実に経済的です。

私はいつもLilyというブランドのSugar'n Creamというコットンヤーンを使っています。以前は同じLilyのEliteというヤーンを使っていたのですが、入手が難しくなってきて、最近ではこれです。Eliteの方がSugar'n Creamより少し細くて滑らかな撚りでした。
以前半年ほど通っていた教室(残念ながらクローズしてしまいした)で、EliteとSugar'n Creamを扱っていたこともLilyを使っている理由です。

ブティ美術館でのスタージュの時に買ってきたCoton Special No.8もまだあります。

thumb_1231470123.jpg

これはEliteよりもさらに細く、撚りの滑らかさはEliteに近いと思います。

つまり太さは
Sugar'n Cream>Elite>Coton Special No.8
滑らかさは
Coton Special No.8>Elite>Sugar'n Cream

となります。一番太く、最も滑らかではないSugar'n Creamを使う理由、第一には「安さ」、そして「使い勝手は悪くない」からです。

私はSugar'n Creamをアメリカから個人輸入しています。購入先は毎回ネットで最も安いショップを探しています。今回はSugar'n Creamの他に別のショップからコットン・バティストを購入したのですが、1つは海外発送をしていますが、もう1つは海外からのオーダーをクレジットカードで決済できないショップでした。そのために個人輸入代行業者に、2つのショップからのお買い物を依頼しました。2つのショップからの商品を1つにまとめて発送してくれるので、それぞれ国際発送されるよりお得との判断もありました。もちろん代行手数料がかかります。商品本体価格は1コーンあたり$10 以下で、それに代行手数料と国際送料が加わると確かに高くなりますが、それでも日本国内でSugar'n Creamの110m糸玉を扱っている数少ないショップで買うよりも安く上がります。
それに、円高ドル安のこの時期にまとめて買ってしまおうという思惑もありました。

今回のSugar'n Creamのコーンは、商品本体価格+ショップから代行業者までの米国内送料+代行手数料+国際送料を合計すると、1コーンあたり$18.19 (1,688円/$=92円)、110mの糸玉ひとつあたりに換算すれば$2.71(249円)になりました。

今回利用した個人輸入代行業者を使うのは2度目。オレゴン州に拠点をおく日本の企業です。日本語でやりとりできますし、複数の注文品がオフィスに到着するごとにメールが届き、そのメールも丁寧で迅速です。オンライン上の個人ページで注文履歴や発送状況などもチェックできますし、国際発送はヤマト運輸で、荷物の追跡もできます。
この個人輸入について詳しく知りたい方は、メールでご連絡ください。

***

次回はコットン布の比較をしてみたいと思います。ブティ美術館で購入したバティスト、パリの布地屋「Reine」で購入したバティスト、今回アメリカから購入したバティスト、日本で手に入るキャンブリック、綿ローンなど、画像にしてどの程度の比較ができるかわかりませんが、お天気の良い日にちょっとやってみます。

それよりもスタッフィングを始めないと…!

boutis ブティ:楽園~new year - 2009.01.07 Wed

明けましておめでとうございます。

「楽園」のステッチングを年内に終わらせるという固い決意は大晦日前に潰えてしまい(やっぱり…)、年が明けてようやく時間ができたところで終了しました。
全体像を引きで撮影してもただの白い布(それもなんだか薄汚れた感じの)なので、今日は部分的に…。ステッチラインが曲がっているじゃないの、と思っても見逃して下さい。

thumb_1231301893.jpg

thumb_1231301911.jpg

thumb_1231301926.jpg

これからスタッフィングの作業に入ります。作業の素材の在庫は十分なのですが、ある物が届くのを待って、作業を始めようと思っています。

今年も良い一年になりますように。

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