topimage

2009-04

boutis ブティ:葉桜~東袋 - 2009.04.24 Fri

『葉桜』は東袋(あずまぶくろ)になりました。

DSCN2246_convert_20090424131758.jpg

お彼岸に母のところに戻った際に、母の愛読誌であるNHK「おしゃれ工房」のテキストに東袋の作り方が載っていました。それを見ながら、2日の滞在中に自分の分と母の友人へのプレゼント用にふたつ作ったので、すっかり作り方をマスターしました…と言ってもものすごく簡単なんですけど。

それをブティで。モチーフはバッグ『草木花』とほぼ同じ(モチーフひとつのサイズが大きめ)です。

DSCN2244_convert_20090424131351.jpg
出来上がり寸法:縦33.5×横32.5cm


DSCN2248_convert_20090424131428.jpg

桜色の表袋と、新緑色の内袋。くるみボタンにもブティでちょっとだけ手を加えて。

DSCN2250_convert_20090424131602.jpg


1枚布または2枚布で作る東袋は、エコバッグのように小さく畳んで持ち歩くのに便利ですが、ブティで作ると「ちょっとそこまでお出かけ」にも使えるしっかり仕立ての袋になりました。

追記:東袋の作り方をアップしました。こちら→

boutis ブティ:楽園~4月 vol. 1 - 2009.04.20 Mon

毎年、春の花の開花時期が早まっています。ベランダの花々、ジャスミン、ひめうつぎ、こでまり、水仙あやめ、みやこわすれ、コクテール(ばら)など、4月末に花盛りになるはずがすでに開花し、咲き終わろうとしているものもあります。
これから1ヶ月ほど、狭いベランダが私の楽園となります。作品の『楽園』も頑張らなければなりません。

中央の円の外側を囲み終わりました。この2cmの正方形ひとつをスタッフィングするのに5分かかります。さすがにいくつあるのかは数えませんでしたが、「今日は1時間できるから12個」と、なんとなく作業の目安になりました。

[click for large]


さらに外枠のスタッフィングに進みました。ここはすべてバーミセリです。左右は葡萄のモチーフにしてあります。ふっくらと美味しそうな感じになるようにスタッフィングしていきたいと思います。
葡萄の葉のデザインは、ワインのコルク栓に描かれてあったりするのを眺めてみるといろいろ種類がありそうで、どんなのがいいんだろうと迷ったのですが、図案のデザインをしていた頃に近所の葡萄園(世田谷区にもあるんです)の横を通りかかった時、枯れ葉になりかけの葡萄の葉を拾い、それを持ち帰って描きました。

DSCN2239_convert_20090419235045.jpg


遠い道のり、気楽にやっていきます。

boutis ブティ:過剰さとゆる感 - 2009.04.14 Tue

私の手許には自分の作品がほとんど残っていません。オーダーベースで制作したり、どなたかに差し上げようと思って作るので、完成してすぐに私の手を離れていってしまいます。
ハンドクラフトをしている方のお宅を訪ねると、数多くの作品が室内を飾っている状況に出会いますが(私の母の家もそうです)、わが家で日常的に部屋に出ているブティ作品は、クッションとソファカバーと20cm角の額装されたものの3点だけです。どうして少ないのとよく聞かれるのですが、狭いマンションなので、そこかしこにブティがあっても過剰なだけだからと答えています。

「過剰」といえば、ブティにレースを加えたり小玉ビーズを散らしたりという装飾をするのも好きではありません。これは完全に好みの問題で、甘すぎるイメージが好きではないのです。草花が好きなのでモチーフにすることが多いのですが、モチーフ自体が甘めなのに、さらにレースやビーズを縫い付けるとあまりにロマンチックになりすぎるからです。
「やり過ぎ」は「やらなさ過ぎ」より罪悪だと自戒もしています。これは、あらゆることに共通することだと思います。私は文章を書く仕事もしていますが、一番楽しいのは最後の推敲作業で、これも書きたい、あれも書きたいと詰め込んできた文章のうぬぼれを削っていく時は快感すら感じます。ハンドクラフトにしても「これもできる」「あれもできる」とデザインやテクニックを詰め込んだ作品は、結果としてあまりよくない。シンプルすぎるかもと思うぐらいが多分いいのだと、いつも手を止めて考えます。

ブティ作品をご覧になった方はよく「こんな細かいこと、私にはできない」とおっしゃいます。ブティを始めたいという方から「私にもできるでしょうか」とお問い合わせをいただくこともありますが、テクニックなどはさておき、とにかく楽しく作ることが一番とアドバイスしています。
ブティの良さは、特殊な器具を用意しなくて良いこと、特殊な技術を時間をかけて習得しなくても良いこと、手許にある針と白い糸と白い布で気軽に始められること、そしてほかのハンドクラフトよりも(多分)材料費がかからないという点も挙げられます。
針目は細かくなくてもいいと思うのです。細かい針目は、作り続けてきて身に付くものですから、スタートの時点で針目が揃わなくても、スタッフィングが偏ってもいいのです。最初から最後まで試行錯誤をしながら、自分に合ったやり方を見つけて、わくわくしながら作り続けることが肝要なのだと思います。そして、途中で飽きて投げ出しても構わない。やりたくなったらまた戻るでしょうし、その魅力がブティにはあると思います。

「丁寧ですね」ともよく言われますが、私は丁寧さを心がけると同時に、過剰に手間と時間をかけたり、作業に神経質になったりしないようにしています。完成という達成感を遠のかせるほどの過剰さは、飽きにつながることもあると思うからです。

結構いい加減な心持ちで作っていると思われたでしょうか? でも、このぐらいの「ゆる感」でいることが、長く長くひとつのことをやり続けていく秘訣かもと思うこの頃です。そして、ブティというハンドクラフトにアクセスしやすい道を作ることで、ブティを手がける人が増えればいい。これからもこの「ゆる感」で、オリジナル作品を作り続けていきたいと思います。

次回更新で『楽園』の進捗状況をお知らせしたいと思っています。『葉桜』はお休み中…。

boutis ブティ:葉桜 - 2009.04.10 Fri

更新もせずに桜の季節に浸っていました。私も夫も無類の桜好き。ふたりとも出身高校には怒濤の桜並木があり、私の母校の校章は八重桜、最近共学校になったために校名が変わったのですが、新校名にも桜の文字が入りました。(共学化については大いに異論があるのですが!)
近所には都立松原高校と日大桜丘高校に挟まれた桜のトンネルがあり、仕事から戻ってから夜桜を見に行ったり、午後出勤の日にはわざわざ2駅先まで歩いたりと毎日桜の話ばかり。昨日は桜吹雪が、本当に「雪のよう」に舞っていました。

『楽園」のスタッフィングに正直なところ飽きてきて、桜の季節にちなんだものを作りたくなりました。私には珍しく色物です。

DSCN2225_convert_20090410113456.jpg

くすみがかった桜色の長方形の布に『草木花』と同じモチーフを描いてあります。ここから思った通りに形成できるかどうかが大問題。布の種類やスタッフィングの量でブティの縮小率が変わるので、寸法通りにでき上がるかどうかとても不安です…。なので、何を作ろうとしているかは言わずにおきます。でき上がらないかもしれないし…。とりあえずタイトルだけは『葉桜』と付けておきます。

糸も桜色なので裏面の白地に出るステッチが新鮮です。

DSCN2226_convert_20090410113535.jpg

最近どの程度の針目で縫っているか、丁寧に作業できているか、白地に白糸で縫っている時よりもはっきり確認できて、時々こうして反省するのもいいなと思いました。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

profile

Hiromi Nakayama <hiromi at arielvoice>

Author:Hiromi Nakayama <hiromi at arielvoice>
フランスのキルト「ブティ」の作家・中山弘美
東京・世田谷区経堂のアトリエにてブティ教室をオープンしています。

NEW
*ブティ教室のご案内1*
世田谷アトリエ教室
(世田谷区経堂)
ブティのクラスを開講中です。
以下のクラスで、月1回と2回のコースを選べます。
第1・3水曜日10:30〜12:30
第2・4火曜日10:30〜12:30
第2・4火曜日13:30~15:30

お問い合わせはこちらから

メールタイトルがないと受信できません。
お名前を必ずご明記下さい。
返信が届かない場合はご面倒でもブログのコメント欄に非公開メッセージとしてご記入ください
満席の場合はキャンセル待ちになります。

*ブティ教室のご案内2*
産経学園 新百合ケ丘
(川崎市・小田急線 新百合ケ丘駅すぐ エルミロード6階)
第2木曜日の午後にブティのクラスを開講中です。詳細はこちらをご覧ください→

*ブティ教室のご案内3*
仙川カルチャーセンター
(調布市・京王線 仙川駅すぐ)
第3木曜日の午後にブティのクラスを開講中です。詳細はこちらをご覧ください→

*ブティ教室のご案内4*
東急セミナーBEたまプラーザ校(横浜市青葉区
田園都市線たまプラーザ駅
たまプラーザテラス内)
土曜日に2クラス開講中です
第1・第3土曜日の午前と午後にブティのクラスを開講中です。詳細はこちらをご覧ください→

テクニックや教室についての
お問い合わせはこちらから
メールタイトルがないと受信できません。
お名前を必ずご明記下さい。
Vous avez des questions? Cliquez ici s'il vous plaît.

calendar

03 | 2009/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

translator

the latest entry

category

未分類 (6)
works (142)
les petites choses (2)
cushion (4)
Petite Vanne Ancienne (2)
Vermiculé (3)
シザースケース (1)
pincushion (2)
カードケース (2)
バルーン・ポーチ (2)
口金つきポーチ (2)
ニットバッグ knit bag with boutis (2)
プレイスマット (2)
シザーキーパー (1)
boutis × cross stitch (2)
マカロン・コインケース (1)
ショルダーポーチ (1)
bags (10)
boutis × patchwork (1)
ベビーシューズ (1)
boutis japonais (4)
ランプシェード (1)
クリスマスローズ・シリーズ (2)
日傘 (2)
クリスマス*オーナメント (1)
ティッシュケース・シリーズ (6)
ポーチ*草木花 (2)
チャーム*charms (2)
pochette-flower garden (1)
草木花のクッション (1)
pochette-single flower (4)
petite flower pendant (1)
クレマチスのスクエア・クッション (3)
クレマチスの電子辞書ケース (2)
葵の電子辞書ケース (1)
ヒペリカムの電子辞書ケース (2)
ブティのカルトナージュ cartonnage with boutis (4)
バスケットカバー (1)
タペストリー "楽園" (19)
trial トライアル (3)
さくら草のシザーケース (3)
porte-aiguilles/ニードルブック (4)
お道具入れ (6)
夏草の扇子入れ (5)
葉桜の東袋 (2)
article"K":ティッシュケース (2)
article"K":ブックマーク (1)
ライラックのシザーケース (1)
ノエルと雪結晶 (2)
バッグ:草木花 (3)
ヒペリカムのクッション (5)
パヴォワール (1)
花のアドレス (4)
ブティの作り方 (11)
ブティの作り方/準備 how to boutis:preparation (7)
ブティの作り方 how to boutis:葵のセルヴィエット (4)
monologue (13)
2014 traveling in France/England (7)
phototheque (6)
handiwork (45)
花 (20)
small topics (75)
イニシャルポーチ (2)
mariage (1)
5-day art challenge (5)
巾着ポーチ (3)
2016 traveling in France (2)
シザーフォブ (1)
ピエルフ (2)
タペストリー (1)
L'atelier du Boutis (1)

links

このブログをリンクに追加する

recommendation

recent comments

all archives

click for the list of all archives

monthly archives

visitors

Free counters!

search

RSS Link

access counter