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2017-05

時を経て、海を越えて。 - 2014.06.20 Fri

さて、前回書いたクロース・ハウス Cloth Houseでは驚きの出会いがありました。これです。

ohirasyuzo.jpg
I found this cushion at the Cloth House on Berwick Street in London.
It was made with an antique apron of Japanese sake dealer in my birthplace!

酒屋の前掛けだったのではないかと思われる布地をクッションに仕立ててあったのですが、実はこの「勿来(なこそ)市」は、両親の実家がある私の生まれ故郷。現在は「福島県いわき市勿来町」という住所になりますが、私が生まれた時はまさに「勿来市」でした。
とはいえ、この「大平酒造店」のことは知りません。そこで、先週実家で催した「いとこ会」(母方のいとこが集まる大宴会です)で、地元に住む年上のいとこたちに尋ねたところ、「今はもうないけど、出蔵(いでくら)の方にあった酒屋だよね」と判明。「花井之誉(はないのほまれ)」という清酒もすでに現存しないそうですが、いとこの1人が「コレクションでこの瓶を持っている」と言っていました。「勿来市」という表記だったのは1955年から66年までの10年ほどなので、60〜50年前の前掛けなんだろうと思いますが、布のコンディションはものすごく良く、多分ほとんど使われないで残っていたものがロンドンまで流れていったのではないかと思います。ほかにも「会津ほまれ」という今も残る清酒ブランドの前掛けクッションもあったので、同じく大平酒造から流れていったものなのでしょう。「あれ、私、今どこにいるんだっけ?」と一瞬わからなくなるほどの驚きの出会いでした。

バーウィック・ストリートには、ほかにも手芸店がいくつか点在していて、もう少しお天気がよかったら何往復もしてあれやこれや探険したかったのですが、雨がどんどん強くなってきたので、予定よりも早めに切り上げてしまいました。

バーウィック・ストリートはリージェント・ストリートと平行しているので、方向的に見てバーウィック・ストリートを直進すれば、いずれはピカデリー・サーカスに出られるだろうなと思いながらどんどん進んでいくと、突然奇妙な雰囲気の細い路地に入りました。途端に雰囲気が変わったので「ここ、何だろう?」と思いながら周囲を見渡すと、まあ、いわゆるアダルト系ショップやクラブの集まる100m弱の路地(ウォーカーズ・コート Walkers Court)です。「こんな通りがあったんだ。知らなかった…」と思いながら路地を抜けてさらに進むと…そこは勝手知ったるロンドンの劇場街ウエストエンドで、シャフツベリー・アヴェニューが目の前に…。「あ、なんだ、ここに出るの!」とびっくりしました。劇場と手芸、私のふたつのキャリアの間にはこんな怪しいアダルトな通りが横たわっているわけです(笑)

老舗デパート、ジョン・ルイスの館内案内図の前で手芸フロアはどこかなと探していたら、「何をお探しですか?」と女性店員さんに声をかけられました。「ソーイングとか刺繍とか、そういう…」と答えたら、「ハーバーダシェリーですね」…ん?ハーバー…そういえばそんな長くて覚えきれない単語を大昔に辞書で見た気がする…。「手芸店」は、英語では「ハーバーダシェリー haberdashery」。英語よりフランス語(メルスリー mercerie)の方が断然覚えやすいです。
で、ジョン・ルイスの手芸フロア、何とも納得のいかない状況でした。残念!

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Hiromi Nakayama <hiromi at arielvoice>

Author:Hiromi Nakayama <hiromi at arielvoice>
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