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2017-08

boutis ブティ:楽園~9月ーシャムロック(shamrock) - 2009.09.08 Tue

大きな作品を作る時に、私はデザインの一部にシャムロックのモチーフを入れることがあります。シャムロックを連続モチーフに仕立てると、デザインに動きが出て躍動感をもたらすことができると思うからです。今回『楽園』にもこれを使っています。『楽園』がなかなか進まない理由は、この部分の細かい作業にもあるのですが…。

DSCN2528.jpg


シャムロックは、クローバーやカタバミなど葉が3枚に分かれている葉の総称です。いわゆる「三つ葉のクローバー」と言えば一番わかりやすいでしょう。そして、シャムロックは私の愛するアイルランドの国花であり、国のシンボルです。

アイルランドが「エメラルドの島 The Emerald Isle」と呼ばれるのは、国のいたるところに緑の大地が広がっているからです。緯度は北海道よりも高いのに、メキシコ暖流が島の西側を流れているために、冬は温暖で湿潤。ゆえに大地を覆う緑葉が枯れることはありません。そしてその草原には必ずと言っていいほどシャムロックを見ることができます。

[ダブリンから西へ向う長距離バスの車窓から]
DSCF0018_convert_20090908105853.jpg

カトリック信者が人口の90%以上を占めるアイルランドで、シャムロックの三つ葉は「神と子と聖霊」の三位一体を表すとも言われます。アイルランドのフラッグ・キャリアであるエア・リンガスも、その尾翼にはシャムロックが描かれ、さらに普通は航空会社名で呼ばれる航空管制コールサインも「シャムロック」なのです。

以前、『花のアドレス』のデザインを描いている時、動きのあるモチーフが欲しいと思いついたのがシャムロックでした。さまざまな方向にさまざまな大きさで描けるので、上下左右を気にする必要がありません。さらに、あらかじめ決めたフレームも突き破って行けと既成概念すら壊してくれるモチーフになりました。

[花のアドレス Les adresses des fleurs (2007) ]
DSCN1462mod.jpg


天衣無縫に伸びていく茎の先に3つのハート型の葉を持つ、愛らしくもやんちゃなモチーフです。「四葉のクローバーが隠されているの?」と尋ねられますが、シャムロックはアイルランドへの私のオマージュ。いくら目を凝らして探していただいても、残念ながら私のシャムロックの中には四葉は見つけられません。

● COMMENT ●

No title

I love Ireland me so ! I dream to visit this country one day. Your boutis with cloverleaves is very beautiful.

Thanks, Lou

Thank you, Lou.
I love France as well as Ireland! Someday I would like to pick you up in France and travel to Ireland together.
For these cloverleaves, I need a meticulous work. I am really tired...but the sense of accomplishment is really great!


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